ヒトの免疫と腸内細菌〜酪酸菌について

理化学研究所、東大、慶応の共同研究グループが腸内細菌が作る「酪酸」が体内に取り込まれて免疫系に作用し、「制御  T細胞」という炎症やアレルギーなどを抑える免疫細胞を増やす働きがあることを明らかにしました。この研究のポイントは①食物繊維が多い食事を摂ると酪酸が増加、②酪酸が制御性T細胞への分化誘導に重要なFoxp3遺伝子の発現を高める、③酪酸により分化誘導された制御性T細胞が大腸炎を制御する。というものです。
クリニックでは以前より、腸内細菌叢に注目して、整腸剤を処方する際に、いくつかの種類のものが入った方が良いと考えてきました。実は酪酸産生菌はクリニックの処方メニューに開院以来入れています。
今までは科学的な的確な根拠はないが、長年の小児科医としての経験から必要であると判断してきましたが、科学的に証明されたようで、院長は強調していました。