川崎病と腸内細菌叢の関係〜近畿川崎病研究会2019/3

3月2日大阪にて近畿川崎病研究会があり院長が出席。
今回の発表の中で、興味深かったことは川崎病発病と腸内細菌叢のことが考察され始めたことだそうです。
多種多様な腸内細菌の集団がヒトの健康に大きな影響を及ぼしていることが、科学的に証明されてきました。
腸内細菌叢の異常と小児疾患の関わりも最近多くの知見が得られてきました。
小児期は腸内細菌は短時間で劇的にその分布が変化していきます。生直後はほぼ無菌状態、生直後に母の産道を通ることにより産道にある細菌がまずは児に定着するとされています。新生児に母親の皮膚常在菌に類似する細菌層が形成されると言われています。帝王切開分娩で出生した児は慢性疾患(喘息、全身性結合識病、若年性関節炎や白血病)の発症率が高いことも明らかになっています。
月齢年齢を追うごとに、正常な細菌叢の素性が変わってきますが、この正常な細菌叢を乱すことが多くの病気を引き起こしていることは明らかになってきました。