どのような場合溶連菌を疑って受診すべきなのでしょうか?

保育園の先生から、検査をしてくるようにと言われたのでと受診される方が多く見受けられます。かぜと一般に言われる症状も多くなってきました。
溶連菌感染については、細菌感染であるため抗生剤服用でしっかり治療しなければ!と思っておられる方もおられるかもしれません。
基本的には、3歳以下のお子さんは免疫機能が成熟していないので、溶連菌感染を心配するより抗生剤服用により腸内細菌層を崩してしまうことの方が問題になると考えられるようです。
集団生活での保菌者は10〜20%と考えられています。5〜10名に1名が保菌者なら、曝露される確率も多くなっていますね。保菌者にとっては常在菌で、後にこれが腎炎へ移行することは無いと考えられています。
小児科専門医は、溶連菌のcolonizationは治療する意味が無く、infectionは治療した方がベターと考えています。
単なる風邪症状だけなら、溶連菌陽性であっても治療の必要は無いと言うことです。では、どのようなとき溶連菌を疑って受診すべきなのでしょうか?
例えば、食べられないくらいのどを痛がるとき。リンパ節がグリグリ腫れるとき。体に普段見られないようなブツブツができたときなどです。
もちろん、心配なときは相談して下さい。
近年、溶連菌感染に関しては常在菌を見ている可能性が多く有り、問題になっています。何度も溶連菌陽性になりその都度抗生物質を服用するとか、小さいお子さんでは不要の検査をすることのないよう、特に園にお勤めの先生方にも知っておいてほしいことです。
詳しくお知りになりたい方は、受診して院長からお話をしてもらって下さい。